記憶は雪の様に降り積もり、やがて溶けて消えていく
今週のお題「雪」
つい先日、数年ぶりにビデオデッキを起動させた。
今でもテレビの下にデッキを置いているので、当然毎日目にするのだが起動させたのは数年ぶりだ。
録画したい番組もそんなには無いし、そもそも何よりもデジタル放送に移行してビデオデッキでは録画出来なくなってしまった。
起動させたのは完全に気紛れってやつですね。
仮面ライダーアギトとシールに書いてあるテープを入れた。
テープの最初の方にはアギトの最終回付近の数回が録画してあり、殆んどは早送りをしながらたまに再生して「やっぱG3カッケェ」とか「あぁ、これダメな人だ」とか思ってたらアギトの後にたぶん同時期に放送されていたであろうKanonの最終回が録画されていた。
おぼろ気な記憶なんだけどKanonってたぶん雪が降ってるイメージがあるんだよね。
そう、凄く記憶が曖昧なのだ。
たぶん、あの頃毎週録画して見ていた筈だし名作と言われる作品だ。
しかし、ほとんど話を覚えていない。
いや、話を覚えていないどころかキャラクターの名前が全然出てこない。
あゆ、秋子さん、國府田マリ子さん、田村ゆかりさん、きつねの子、なんか病気の子、坂口大助…いや、坂口大助はクラナドだったか?
書いてる途中で思い出してきたけど「雪降る町の物語」とかそういうキャッチコピーだったと思う。
なんか主人公(私市淳さん)が親戚か何かの家に居候して、そこで色々闇を抱えた女の子と仲良くなって闇の部分を解決してあげたりあげなかったりって話だった様な気がしてきた。
最終回の一番最後の
「奇跡は俺達の中にある」
っていうセリフだけはずっと覚えてたし、滅茶苦茶泣いた記憶がある。
でも、それだけ
あんまりアニメ見るタイプでも無かったのに珍しく全話見た作品のはずなんだけど。
記憶って雪の様にどんどん降り積もっては知らない間に消えていくなーってお話。
そういえば、思ってたよりもキャラクターの顔のパーツがおかしかった。
皆、あごが長い…。
Kanonまた何かの機会があったら見たいなぁ。